学会に参加(その1:教師教育学会)

またしても,移動をしながら書いている。この1週間は日本教師教育学会と日本教育工学会に連続して参加をしていた。まず,前半に行われた教師教育学会のことを書いておきたい。

信州大学で行われた教師教育学会では,島田先生をリーダーとする科研の中間報告をおこなった。セッションでは,指導主事に関する発表も多く,そうした研究自体も参考となったし,本研究との違いもようやく自分の中でクリアになってきた。

島田希・木原俊行・寺嶋浩介(2015) 学校研究の発展に資する教育委員会指導主事の役割モデルの開発 日本教師教育学会 第25回研究大会(長野市:信州大学,2015年9月20日) 『日本教師教育学会第25回研究大会』pp.204-205.

現在他に,自分自身も教師教育をテーマとする科研を持っているのだけど,色んな発表を聞いて,「自分の考えているテーマとはちょっと違うよな」というこれまであったモヤモヤ感がアプローチの違いだということに気がつき,その点では収穫であった。

また,本学会にあわせて,年に1回の論文誌が発行された。今回,このグループでの研究論文がめでたく掲載された。本当に素晴らしい。島田先生の努力の賜物である。

島田希・木原俊行・寺嶋浩介(2015) 学校研究の発展に資する教育委員会指導主事の役割の検討『日本教師教育学会年報』24 pp.106-116.(2015年9月10日)

ICT活用とはあまり重ならないこのテーマの研究に取り組むのは,私の知識も浅く,本当に大変で,いつもお二人の先生方の足を引っ張ってしまっている。しかしこれからの私の研究者や教育者としての幅を広げるには,大変よい機会だとも思っている。
島田先生いわく「現在6合目」とのことなので,頂上に到達できるように引き続き頑張りたい。