1対1のテレビ会議の授業(備前市立三国小学校)20150708

先日,備前市立三国小学校を訪問した。同市は全校でタブレット端末の導入を計っており,そのうちの1校に訪問することになった。全校児童は,5名。これまで私が訪れた中では最小規模となる。

私が参観をした授業は,1年生の生活科。1年生はひとりである。同じ市内の離れた学校(こちらも1年生でひとり)とテレビ会議を行い,双方が準備をしていた自己紹介を行った。ふたりの授業,ということになる。周りには,たくさんの大人。緊張したに違いないが,児童は準備をしたことについて,本当に頑張って発表をしていた。準備をしっかりしたのもあったけれど,先生が授業冒頭において「気をつけること」を確認していたことに基づいて,話すスピードに工夫したり,質問もしていた。とてもよいコミュニケーションを見ることができた。

技術的な制約など色々とあるとは思うが,テレビ会議でのコミュニケーションは,子どもの成長につながると私は思う。是非継続的な交流が実現すると良いですねということをコメントさせていただいた。どのようにICTを使うかというのは,学校の事情により色々とある。ちなみに,同校において,今特に肯定的に評価されているタブレット端末の活用は,水泳の技術の振り返りと改善だそうである。

小規模校ならではの温かい雰囲気に包まれた,とてもよい学校であった。