愛和小学校訪問(20150610)

パナソニック教育財団特別研究指定校の多摩市立愛和小学校を訪問した。指定校としては2年目(最終年度)となる。昨年から継続し,訪問をしている。

昨年度から見ると,学校を支える体制が改善されていた。3年生以上には教科担任制が導入されている。カリキュラムにも手直しが加えられていた。研究主任も変更となった。校長が主導権をとっていた点が,少しずつ変わり始めている点も確認した。他の先生方の振る舞いも変わってきた。1 to 1が定着していくためには,授業そのものだけではなく,こうした学校システムを改めてどのようにしていくかも考えないといけない。同校はその点を視野に入れている。ただし,このことをどう外部に伝えていくかが課題に残る。

午後から授業研究会が行われた。はじまる前に私が危惧していた点は,他の先生方の積極的な発言により問題点として浮き彫りになったので良かったと思う。授業研究会が今後形を変えても発展していけるように,教科を越えた点で,いくつかアドバイスや授業者とのやりとりをさせていただいた。それは一言で言えば,アクティブラーニング的な授業のデザインなのだと思う。

なお,同校は6月27日に公開研を開くことになっている。もし興味を持たれた方は,こちらを参照してみると良いと思う。