産官学連携の成功(多久市立小中一貫西渓校最後の訪問):20150209

多久市立小中一貫西渓校を訪問した。同校は2年間DISスクールイノベーションプロジェクトの指定を受けた学校である。大きな大会は,11月にすでに終わり,今回はまとめの会となった。私の異動があり,行けるかどうか分からなかったのだが,調整により指定された日が たまたま空いていたので助かった。

会は,このプロジェクトの関係者による協議会が前後に入る形で,中学校社会科の授業公開が1本,その検討会とともに入った。授業自体は,課題が上がるもので,検討会においては積極的に議論がなされた。協議会においては,ダイワボウの方から,本校の先生方へのアンケート紹介やログ分析の結果などがあり,成果を積み上げていったことが数字からも分かる形となった。私からは,本校の成功要因について触れつつも,エビデンス積み上げという点では課題が残ること,小中連携の授業についての情報交換・授業研究がさらに必要となることを指摘した。

行く度に改善を重ねる,本当に良い学校だった。中川教育長,教育委員の皆さんも毎回出席。校内でも中心となる多くの先生方が環境を作り上げておられた。すべてを取りまとめてこのような状況を作られた峰学校教育課長に感謝申し上げます。また,本校とのきっかけを作ってくださったTさん,ありがとうございました。本当に気持ちよく通えた学校でした。終了後は,皆さんとご一緒する時間もなく,あえなく大阪に戻る。

ダイワボウの今回のプロジェクトが目指していたと思われる,産官学連携の好事例となる学校となったと思う。ICT活用に関わり,同校への訪問が増えているそうだ。確かに一度訪問し,先生の日常的な活用場面に触れてみるのが良いかもしれない。