特別支援学校におけるICT活用を見学する

先週の金曜日,同僚の倉田先生,瀬戸崎先生とともに,諫早特別支援学校を訪問した。特に肢体不自由の児童・生徒を受け入れている学校である。県立学校においても,ICT活用に取り組んでいる学校は数校あるそうで,同校はその1校となる。昨年まで教職大学院のスタッフとして活動をされていた笹山先生が県教委に配属になったこともあり,以前からお誘いを受けていたが,日が決まらず結局この日となった。すいません。当日は笹山先生にはお会いできず残念。

当日は,小学部から高等部に渡るいくつかの授業を参観させていただき,同校のICT活用についての昨年度からの研究の経緯をうかがった。附属学校以外で特別支援学校に訪問すること自体がはじめてであり,その教育課程の複雑さに戸惑ったが,実際にICT活用がなされている場面を参観することで,具体的なイメージがわき,大変意義にある訪問となった。また,子どもにつくスタッフが充実している様子も拝見することができた。

特別支援学校には,旧来からAT(Assistive Technology)の考え方があり,タブレット型端末の導入により,それがさらに積極的に進められていること,その基盤整備には子ども一人ひとりのニーズに合わせて対応しなければいけないということで,苦労されていることなどを知ることができた。他校や保護者との連携を意図した研修なども進めておられるという。特別支援学校一般の取り組みが全体としてどのようなものとなっているのかわからないのでなんとも言えないが,少なくとも本校は,小中高と比べてみると,かなり積極的に進めておられるということがよくわかった。

なお,2月18日にモデル校としての授業公開が控えているとのこと。