ICT活用に関わる色んな学校に訪問をして

先月は,今まで書いた以外に色んな学校に訪問をしたので,備忘録としてまとめておきたい。

6日:諫早市立西諫早中学校。夏の研修を受け,その後どうなっているのかを見たくて訪問させていただいた。ICT活用モデル校としての公開(電子黒板の利活用)。9月から,全教員が授業公開するという努力を重ねておられる。遠隔交流やグループ学習など,どの授業においても,一斉指導と組み合わせながら新たなことを取り入れている様子を確認した。

7日:多久市西渓小中一貫校。大規模な公開授業(小中一貫の研究指定を受けて)。私はICT部会の小,中の授業を参観。ICTの授業へのとりいれ方が過度ではなくなってきた。より授業として充実してきた。事後の検討会,参観者からコメントがあったように改善の余地あり。でも,改善を重ね新しいことをどんどんやっていくことが本校の良さ。前向きに。多久市はもとより,佐賀の先生方,本当に雰囲気がいい。ここは,ICTだけじゃないと僕は思う。

25日:長崎市立鳴見台小学校。DISプロジェクト校。体育のとびばこ授業に遅延再生ソフトを取り入れた。すでに多くのところが実践されているので,そこから学ぶ必要があると思う。こうした計画については否定されるものではないので,もっと具体的にどうすればよいのかを誰もがわかるように一般化できると良いのでは。2月6日の公開授業は行けないと思うが,頑張って取り組んでいただきたい。長崎市での取り組みを先導して欲しい。

28日:長与町立長与中学校。長崎県ICT活用モデル校。先の西諌早中は電子黒板であったが,ここでは電子黒板はすでに全教室に設置されており,タブレット端末活用のモデル校になっている。数学の習熟度別授業を見学した。電子黒板の活用については,これまでの取り組みが活かされているように思えた。タブレット端末の活用は環境の制限もあるようで,あるいち場面で活用されていた。モデル校の中学校でのタブレット端末活用はじめて拝見したので,現状がどのような感じなのか参考になった。

こうしていろんな学校を見てみると,ICT活用をテーマとして取り組む学校としてひとつの内容的なセオリーがあると思うが,それらを支えるような組織体制が気になる。これについては,共同研究として教師教育学会で発表してきたことも多く重なる点があっり,そういうことを再確認したひと月であった。加えて,特にタブレット端末活用においては,ICT支援員が効果的であるということも確認をした。というか,いなければ実践はかなり難しいと思う。

しかし,いろんな学校に行った分,仕事が遅れ気味・・・。