県をあげての情報化推進(熊本県教育の情報化推進フォーラム)

先週末の22日,熊本県人吉市に向かった。カルチャーパレスというところで,県が主催する教育の情報化推進フォーラムが行われた。実は7月に予定されていたのだが,台風の影響(僕のせいじゃないよね(^_^;))で延期となり,今回実施された。500名(?)ぐらいの出席者で大盛況であった。

午前も午後も4つの分科会に分かれ,私は午前中は小学校社会科の指導助言講師,午後は教師のICT活用指導力向上にかかわるパネルディスカッションのコーディネータを担当した。体調があまり良くなかったのであるが,授業を実践された恒松先生,パネルでは溝口先生,前田先生,木田先生という豪華メンバーにより,大変有意義な取り組みが紹介されたり,実践されたりした。私も,この会を通じて,熊本県・市の取り組みや鹿児島市の取り組みを勉強することができた。研修においては,対面でワークショップ型研修を行うだけの工夫にとどめず,eラーニングや多様な研修を重ね,あわせて実施することにより,どこも充実した取り組みになっていた。数年前も登壇させていただいたが,その際からはるかにグレードアップしていることが再確認できた。こうした実践研究というのは,学校の努力だけではなくて,教育委員会や教育センターがどのようなアクションを起こすかが重要だと思われるので,このような機関の取り組みには今後も注目していきたい。全国的には佐賀が目立っているけれども,熊本の取り組みも素晴らしいです。

今回の訪問では,一つ嬉しいことがあった。熊本の学校現場で頑張る卒業生がこのセミナーに参加をし,卒業以来久しぶりにあって,情報交換することができた。前々から人づてには聞いていたのであるが,今回ようやく実際に会うことができた。こうした実践の場で,教師として活躍している卒業生に会うのは,はじめてのことであった。これからもこうした場が増えると良いなあ。

しかし人吉は遠かった・・・(^_^;)