フィールドワークの技法と実際

質的研究の入門用に教科書として使える本であるが,最近もう一度読み返してみた。非常にわかりやすく,実際のエスノグラフィーが掲載されているのでとても参考になる。質的研究と言うと,コード化などの分析方法に関心が行きがちになってしまうが,やはり「問いのたて方」,これに尽きる。学会誌に掲載された柴山論文,村本論文はお手本と言えるだろう。柴山論文はスクリプト理論を援用しているが,分析枠組みが何かを援用できると,データも整理しやすいのかなと思ったし,読んでいて納得できた。

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