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反転授業リーフレットを公開(篠山市立丹南中学校)

このサイトでも何度か訪問記録を書いてきたが,篠山市立丹南中学校が反転授業に関するリーフレットを公開した。私は,同校のアドバイザーを務めているのだが,とても良いものに仕上がっている。

反転授業にどういう意義があるのか,これから取り組もうとする学校に対して出てきそうな不安が現場目線でまとめられている。パナソニック教育財団の特別研究指定校としての成果として十分なものだと思う。

リーフレットは財団の丹南中学校のページからどうぞ。

海外への訪問を振り返る

近く海外へ行く予定があるのだが,気がついてみると,パスポートの更新が間近になっており,その手続を進めようとしている(色々とあって,実現に至らず苦労している)。

この10年間,仕事の関係(ほぼ学会の参加になるが)で,12回海外へ行っていた。ただし,この3年に限っては,一昨年度に1回台湾に行ったのみである。これは大学院で実習の事務的な仕事を請け負っていたためで,行かざるを得ないものであった。実質的には,2013年6月に学会に参加したのが最後のようだ。

この10年間の海外への訪問で思い出深いものと言えば,やはり2010年10月から2011年3月にかけ,ハワイに滞在したことである。ビザを見ながら振り返ると,改めていろんな経験ができたと思う。研究では当時海を見ながら(!)考えたことを,その後5年間ぐらいで概ね達成することができた。今次のフェーズに来ている。どうでもいいが,今でもハワイ関係のテレビ番組を見つけると,密かに見ることも多い。

海外への訪問については,昔のようには行かないだろうけれど,研究発表などの機会を少し増やしたい。しばらくは,国内での勉強が続く。

2018年初仕事

あけましておめでとうございます。大阪生活も4年目に突入しました。毎年年が変わるたびに思うのは,このサイトの更新をもっと行っていこうということ。まあすぐに途絶えると思いますが・・・。

本日4日は初出勤であった。会議があり,その後なんとFDも実施された。FDについてはちょうどこれからシラバス作成の時期を迎えるということで,カリキュラム・ポリシーの確認やそれに基づく授業の紹介があった(1件は自身が担当する授業で,一緒に担当していただいている他の先生が紹介してくださった)。

大学の授業も中学校以上の授業と同じように,それぞれ担当している科目や専門性が異なる。今日的には言えば,院生に対してつけたい資質や能力の側面から科目間の連携をどう考えていくかが重要だと思った。

しかし今回のFD,所属組織の専任教員である私が参加するのは当たり前のことだと思うが,講義のみを担当してくださる柏原キャンパスの先生方,連合大学である近畿大学の先生も参加してくださった。年の始めから本当にありがたいことだと思う。

実践研究報告書も大変だ

本学の教職大学院では,多くのところと同様に,M2の修了時に最終的な実践の報告となる実践研究報告書が課される。私も院生を担当しており,この時期,そうした報告書を添削する。

提出された院生の報告書は,まだまだ改善の余地があるものの,2年間の実習を重ねて,よく頑張っている様子がうかがえる。添削をしたが,それに基づき最終提出まで改善を図ってほしい。

ところで,教職大学院では,修士論文が課されない。そして,上記したような実践研究報告書のようなまとめが課される。これをとり「修士論文がない」ということで,教職大学院の取り組みを今までの修士課程と比して,低く見る人もいるようだ。確かに,これを修士論文よりも簡便なものとしてとらえる向きも関係者内にもいるようで残念な気持ちになることがある。

私自身は,両者にレベルの差があるとは全く思っておらず,ただその執筆のプロセスが位置づけが少し異なるのではないかととらえている。要は,修士論文と実践研究報告書を比べてどうこうということではなく,良い修士論文と悪い修士論文があるというように,実践研究報告書にも良いものと悪いものがあるということだ。再度になるが,院生には少しでも良いものとなるように頑張って欲しい。

CMで見たような遠隔授業(愛媛県西条市)

これも先週のことになるのだが,愛媛県西条市に向かった。文部科学省事業「ICTを活用した遠隔学習における教育の質の維持向上に係る調査研究」企画・評価委員を担当しており,それに関して実施をしている学校への訪問として。これまで,過去2年にわたり「導入ガイドブック」としてその成果がまとめられている。なお,その成果や事例の一部については,私がコーディネーターを担当した学習情報研究11月号に掲載されている。

同市の取り組みはこれまでかなり成果を収めているような印象があったので,訪問を楽しみにしていた。参観したのは道徳の授業。教室環境はまさにあるCMで見たような環境であった。「普通」に授業がなされている,というのがすごく印象的であった。それは,システムに何の制約も受けず,先生方が授業をされていたからだ。当たり前なのであるが,これは今までいろんな遠隔授業を何年も前から準備や参観をしてきた私から見ると衝撃的,といっても良いレベルのものであった。

実際にその後お話をうかがっていると,システムを支える教育委員会の方が,いろいろなことを考え,できるだけ現場に負荷がかからないように準備されていること,研究校となっている校長先生型がまず先頭を切って調整をされていること,それを受けて現場の先生方が前向きにとらえて授業や研修をされている様子がよくわかった。良い授業支援システムが入るだけではなく,それを支えている組織体制があって,こうした取り組みが成り立っている,これもまた当たり前のことなのだが,それらにきちんと取り組まれている西条市の皆さんの姿勢には学ぶことが多い。次回のガイドブックにおいては成功事例のひとつとして多く掲載されることになるだろう。